清水港の擬人化ご当地キャラクター七海波音ですっ
今回紹介するのは清水次郎長スポット【壮士墓(そうしはか、そうしのはか)】
こちらは生家や梅蔭禅寺のような観光向けの展示がある
スポットとは違い、駿河湾で起きた痛ましい事件と
それを弔った次郎長の人情を現代に伝える
大切な史跡となっておりますっ😼
来年、2019年は壮士墓ができて150年の節目の年です
ちょっと真面目な内容ですが詳しく紹介致しますっ🐟🐟🐟
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咸臨丸事件とは
1868年、戊辰戦争のさなか、江戸から奥羽越列藩同盟の支援に向かった咸臨丸でしたが、途中暴風雨に逢い艦隊から離脱。下田港に漂着します。
その後助けに来た船と共に清水港へ入港しますが修理に手間取っている間に新政府軍に囲まれてしまい、白旗を上げ降伏しますが船に乗り込まれ斬りあいに。
乗組員の殆どは斬り殺されたあと海に投げ落とされました。
新政府軍は賊軍を弔う者はまた賊軍であると埋葬どころか遺体の回収さえ認めず、清水港は死臭が漂っていたそうです。
新政府を恐れてだれも遺体に手を出せず困り果てていました。
そこで清水次郎長は深夜のうちに遺体を回収、無縁墓地に埋葬し「死ねば皆仏、仏に官軍も賊軍もない」と罰をも恐れぬ人情を見せました。
これに感銘したのは幕末の偉人で江戸城無血開城の立役者【山岡鉄舟】
整備した墓地に【壮士墓】の名を揮毫。
次郎長と意気投合し、その後の清水の発展の礎となった一人です。
その後壮士墓は近隣の住民が中心となって現代まで守り伝えられていますっ😼
壮士の墓
静岡市指定文化財の碑
入口にある1つ目の石碑っ 静岡市指定文化財の碑ですっ!
劣化しているのか元からなのか分からないけどかなり読みにくいっ😹
この写真だともはや何も見えませんねw
上記で紹介した咸臨丸事件と壮士墓についてが簡潔に紹介されていますっ!🐟
是真侠魂
海軍軍人【小笠原長生】が戦後に立てた石碑【是真侠魂】
書いてあることはだいたい同じで
次郎長の義理と人情についても熱く触れていますっ
書き方がちょっと暗号みたいで読みにくいけどっ🐱
壮士墓の成り立ちに感銘を受けた人たちが寄贈している感じなので
一気に石碑が立てられたわけじゃなく時代もバラバラみたいっ🐟🐟
昭和期の静岡県知事【齋藤壽夫】が立てた碑ですっ
こちらも同じく咸臨丸事件と壮士の墓について書いてありますっ!
お墓の敷地内に植えられている木は桜で毎年春には綺麗に花を咲かせますっ
2018年に劣化していた墓石の周りの石(外柵)を整備し綺麗になりましたっ!😺
狛犬がシーサーみたいな独特な顔しててかわいいっ!
墓石に書かれているのが山岡鉄舟の揮毫した壮士墓の文字っ
近所の人を中心にお供えの花は絶えず交換されているようです
ちなみに市の情報などで壮士の墓と書かれていることが多いですが
正式には墓石のとおり壮士墓が正しいそうですっ🐟🐟🐟
左側の側面には【清水湊 山本長五郎(次郎長の本名)】の文字もっ😺
わたし、個人的に幕末明治維新の時代ってものすごく好きなんですが、その時代の偉人が惚れ込んだ清水次郎長!
静岡市民がもっと、893屋さんだった後のすごい功績を残した次郎長さんを知って地元の次世代を担う子どもたちに伝えていけたらいいですねっ🐟✨
次郎長さんシリーズは今後もちょこちょこ書きます!!
壮士の墓へのアクセス
〒424-0944 静岡県静岡市清水区築地町1
JR清水駅から静鉄バス三保山手線で港橋バス停下車
横断歩道を渡ったら巴川沿いを道なりにしばらく進むと左手にあります。